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「図書館の季節に閉じこめた」裏話

 

裏話コーナーへいらっしゃいませ。

TGFのおかげで予想以上に多くの方に遊んで頂いており、感謝感激しております。

せっかくなので、制作秘話など書いてみたいと思います。

​ネタバレを含むので、プレイした方のみお読みください。

 

今作を作るにあたってはじめに思いついたのは「図書館」というキーワードでした。

子供の頃から今に至るまで図書館という空間が好きで、そこを舞台に何かゲームを作れないだろうか?と考えました。

一番はじめに思いついたのは、本の精霊たちと読書あるあるを話す、といったエンタメ性の高い内容。

そのあとも、探索系、謎解き系、と色々考えはしたのですが、しっくり来ず…。

そんな時思い出したのが、昔書いた詩のような短い小説のことでした。

「青年が川沿いで中性的な少年と出会い、会話をする。気づくと少年は消えており、青年はそれが過去の自分だったことに気づく」という内容でした。

その頃の私は作品をネットに発表する自信もなかったし、見せるような相手もいなかったので読んだのは世界で私だけなのですが、その小説が妙に気に入って印刷して時々読み返していました。

その作品をベースに作ってみよう、と思いつくと、スッと話が思い浮かびました。

読書あるあるで考えていた時も「父親からの暴力」「家庭の問題」というキーワードは入れたいと思っていたので、思い切ってそこを主題にしてしまおうと。

シナリオは、一度書いた後丸々書き直したりもしたのですが、おおまかな内容は割とすぐに浮かびました。

 

シナリオについて

精神的な部分にフォーカスしたゲームなので、ふんわりしたところもあるというか「これどういうこと?」と思う部分もあるかと思います。

自分の中では設定があるので解説しようかとも思ったのですが、せっかく多面的にとらえて頂いているのに野暮な気がするので、自分の中にとどめておこうと思います。

 

「私」について

彼女が「君」に会いに来るまでどんな生き方をしてきたのかについては、具体的な設定はしていません。ですが、何パターンかの想定はしており、そのどれもが平坦な道のりではありませんでした。

ボロボロになって泣きながら生きてきて、ようやく笑うことができるようになったからこそ、「君」のもとを訪れたのだと思います。

 

「君」について

「君」の外見は小学校高学年を想定しています。

それにしては大人っぽい性格ですが、中身は「君」がこの図書館を利用した時期(小学校~中学校)という設定なので、話す内容は大人っぽい中学生のようなイメージです。

 

タイトルについて

シンプルなタイトルが好きなので、仮タイトルは「図書館の君」でした。

ですが、似たようなタイトルの作品がたくさんあり…。図書館を題材にした作品って多いんですね。

エゴサしやすいように少し凝ったうえで、内容に沿ったタイトルにしました。

おしゃれぶってて(?)ちょっと恥ずかしさもあるのですが、なんだかんだで気に入っていたりもします。

 

ふりーむさんについて

このゲームは、ノベコレとふりーむで公開させて頂いています。

ノベコレの審査はすぐだったのですが、ふりーむの審査は実は1か月ほどかかりました。

ご存じの方も多いと思いますが、現在ふりーむでは暴力表現などの規制が厳しく(という言い方が適切かはわかりませんが)なっているようで、そこに引っかかって時間がかかったようです。

はじめは、混雑しているだけで今作の表現なら大丈夫だろう、と思っていたのですが、私より後に申請した方が数日で公開されているのを見て「あれ…?」となり。

もしかしたら公開は無理なのかも…と思いつつ過ごしていましたが、無事審査が通ってホッとしました。

明確な基準はわかりませんが、「必要な暴力表現」だと認定して頂けたのかな、と思うと嬉しかったです。

最後に、「君」と「私」のイラストを。

あの頃の「私」に祝福を込めて。

読んで頂き、ありがとうございました。

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